2023年7月中旬の平日に、
大阪府大阪市此花区にあるホテルアミティ舞洲に夫婦2人で宿泊しました。
この記事では、障害者手帳を利用したお得な宿泊方法、
受けることができるサービスやサポート内容について
障害者手帳を持つ私自身が、実際にホテルアミティ舞洲に宿泊し確認した内容をレポートします!
ホテルアミティ舞洲について
![ホテルアミティ舞洲](https://bonchalle.com/wp-content/uploads/2023/11/9d14bdea70083af9310488bd5b87279b-1-800x600.jpg)
ホテルアミティ舞洲は、
大阪府大阪市此花区にある「大阪市障がい者スポーツセンター」にある宿泊研修施設です。
施設内には全室バリアフリーの宿泊室の他に、大浴室、家族浴室、研修室、大広間、
レストラン、自動販売機、コインランドリーなどがあります。
障害者や高齢者がお得に利用できる他、
安心して快適に宿泊・休憩できる設備やサポート体制が充実しており
介助者だけでなく一般の方も利用できるバリアフリーの施設です。
ホテルアミティ舞洲のアクセスについて
ホテルアミティ舞洲は、USJまで約15分、海遊館まで約25分、
コスモスクエア・トレードセンターまで約20分、
難波・天王寺・阪神「甲子園」まで約30分で行くことができる立地にあります。
ホテルアミティ舞洲までのアクセス方法について、
無料シャトルバス、大阪シティバス、北港観光バス、車など様々ありますが
今回、私は無料シャトルバスを利用しホテルアミティ舞洲へ行きました。
無料シャトルバスについて
JR「桜島」駅前⇔ホテルアミティ舞洲 間をシャトルバスにて約10分で運行しています。
ノンステップバスで車椅子対応。実際に車椅子のまま乗車されている方が数名いらっしゃいました。
無料のため、整理券等もなくバスがきたら乗車するだけでホテルまで直行で連れて行ってもらえます。
実際にシャトルバスを平日2日間に数回利用しましたが、
毎回、バスの利用者が私たち+3~5名程だったため座席に座り移動することができました。
平日・土休日・スポーツセンター休館日などで、
時刻表が異なるため公式HPで事前確認することをオススメします。
JR桜島駅前⇒ホテルアミティ舞洲 への乗車について
![JR桜島駅から見る無料シャトルバス乗場](https://bonchalle.com/wp-content/uploads/2023/11/Free-shuttle-bus-stop-at-Sakurajima-Station-800x600.jpg)
![JR桜島駅前で待機中の無料シャトルバス](https://bonchalle.com/wp-content/uploads/2023/11/Free-shuttle-bus-stop-at-Sakurajima-Station-2-800x600.jpg)
桜島駅の改札を向いて、右手側の道路沿いに
「大阪市舞洲障がい者スポーツセンター アミティ舞洲」と書かれたバスが待機していました。
JR桜島駅の画像の右側「赤丸」で囲っているバスが待機中の無料シャトルバスです。
バス停が並んでいる道路なのでわかりやすいと思います。
シャトルバス乗場には「アミティ舞洲」と書かれたベンチがあるため休憩しながら待機することができます。
ちなみに、JR桜島駅は桜島線(JRゆめ咲線)の終着駅でUSJの裏側付近に位置しており、
USJの最寄り駅(ユニバーサルシティ駅)からは1駅隣の駅になります。
実際にUSJ退園後、桜島駅のシャトルバス乗場まで歩いてみましたが徒歩約15分程度でした。
桜島駅までの道のりは線路沿い近くを直線だったためわかりやすいです。
また、USJから桜島駅まで電車で移動する場合、
桜島線(JRゆめ咲線)の利用者はUSJ目的の方が多く、ほとんどの乗客がユニバーサルシティ駅で降車するため、
ユニバーサルシティ駅⇔桜島駅間の乗車人数はとても少なくUSJ退園後にシャトルバス乗場まで
電車移動する場合でも座席に座って移動できる確率が高いと思います。
ホテルアミティ舞洲⇒JR桜島駅前 への乗車について
![ホテルアミティ舞洲前に待機中の無料シャトルバス](https://bonchalle.com/wp-content/uploads/2023/11/Free-shuttle-bus-stop-in-front-of-the-hotel-800x600.jpg)
![待機場所ベンチ付近の壁にある無料バス時刻表](https://bonchalle.com/wp-content/uploads/2023/11/Free-shuttle-bus-timetable-800x600.jpg)
ホテルアミティ舞洲を出てすぐ右手側にシャトルバス乗場があります。
バスが待機していない場合でも、地面に大きく「バス停」と書かれているためわかりやすく
ベンチがあるため休憩しながら待機することができます。
大阪シティバスについて(有料)
![ホテルアミティ舞洲を出て左側にある西九条行きバス乗場](https://bonchalle.com/wp-content/uploads/2023/11/Bus-stop-for-Nishikujo-800x600.jpg)
JR「西九条」駅前より、
大阪シティバス「舞洲スポーツアイランド」行き乗車⇒大阪シティバス停「アミティ舞洲」下車すぐ
※全てノンステップバス
北港観光バスについて(有料)
大阪市営地下鉄「コスモスクエア」駅より、
コスモドリームライン「スラッジセンター前」又は「環境施設組合前」下車 約500m
※障害者手帳の提示により、110円での乗車ができる。
「環境施設組合前」から帰る場合、「JR桜島」行きと「コスモスクエア駅」行きがあるため注意。
車について
宿泊・休憩・研修室利用の方は無料で駐車場利用可
※入出庫制限有 23:00~6:30
ホテルアミティ舞洲の障害者料金について
宿泊・休憩での利用ができ、どちらの利用においても障害者料金での利用ができます。
宿泊 | 休憩 | |
---|---|---|
一般 12歳以上 | 6,500円 | 1,000円 |
障害者 12歳以上、介護者、 高齢者 65歳以上 | 4,000円 | 600円 |
小学生等 12歳未満 | 2,800円 | 400円 |
※2023年7月時点の料金です。
利用料金は1人/1泊あたりの食事なしの料金です。(全部屋タイプ同じ料金)
障害者1人につき2人まで介護者料金で利用することができます。
シングルの部屋はなく、1人1室で宿泊する場合は1,000円増となります。
料金はチェックイン時の支払いになるため、障害者・高齢者料金で利用する場合は
チェックイン時に証明書等(障害者:障害者手帳、高齢者:運転免許所等)の提示が必要です。
私の場合もチェックイン時に障害者手帳を提示することで
一般(12歳以上)宿泊料金では6,500円×2名分=13,000円のところを、
障害者手帳所持者本人+介助者料金で4,000円×2名分=8,000円と5,000円分お得に利用することができました。
ホテルアミティ舞洲の予約方法について
受付時間は、午前9時~午後5時。
予約開始は、(一般)6か月前、(障害者・高齢者 65歳以上)12か月前となっています。
私は、電話にて予約した際に障害者料金を利用したい旨を伝えました。
予約電話の際、食事の予約についてや、客室備付の歯ブラシがないことなどの説明がありました。
公式HPによると、SDGsの一環で使い捨てプラスチック製アメニティの設置の見直しをされており
希望者はフロントにてアメニティ(歯ブラシ、髭剃等)購入できるそうです。
私は利用していませんが、
食事(レストラン)は完全予約制で3日前までの問い合わせが必要となっているため
食事が必要な方は予約時など早めに伝えておくと安心だと思います。
公式HPによると、アレルギーや嚥下に配慮した料理への対応が可能で
食事メニューも細かく記載されていましたので参考にされると良いと思います。
ホテルアミティ舞洲での障害者への配慮、サービス・サポート体制について
ホテル内での、障害者への様々な配慮やサポート体制についてご紹介します。
施設内には全室バリアフリーの宿泊室の他に、レストラン、大浴室、家族浴室、
研修室、大広間、自動販売機、セルフコインランドリーコーナーなどがあります。
宿泊室
![](https://bonchalle.com/wp-content/uploads/2023/11/view-from-the-window-800x600.jpg)
宿泊室の特徴としては、和室・和洋室・洋室の3タイプがあり、全室バリアフリー。
介護リフト・ギャッジベッド有の部屋もあり、全室トイレ有、洋室のみ浴室有となっています。
また、全室に呼出ボタンや聴覚障害者用のパトライト(災害等の非常時や連絡時に色別ライトが点灯)があり、
補助犬(盲導犬及び介助犬)であれば一緒に宿泊可能でそれ以外のペットは不可となっています。
私が宿泊したのは和室タイプの部屋で、広々とした入口、トイレ、洗面台、10畳程の和室の部屋でした。
入口やトイレのドアはスライド式で、入口やトイレには手すりがついていました。
また、テレビ、お茶セット、冷蔵庫、金庫、内線電話、照明、布団セット、
スリッパ、タオル類、ナイトウェア、防水シーツ等が備付られていました。
実際に宿泊してみて、部屋も広々としており、窓からは海が見え景色も良く快適に過ごせました。
また、和室とトイレの計2か所に呼出ボタンがあったり、
目立つ位置に聴覚障害者用に非常時などを知らせるパトライトがあったり、
標準備付で防水シーツがあることなど、一般的な宿泊施設にはない配慮を感じました。
レストラン
今回私は利用していませんが、食卓は車椅子対応で、
予約方法の項目にも記載した通り、食事(レストラン)は3日前までの完全予約制となっています。
アレルギーや嚥下に配慮した料理への対応可能で、パーティー・鍋料理・幕ノ内弁当など、
アレルギー除去食、きざみ食、ペースト食など身体にあった食事の用意可能と記載がありました。
食形態として
ごはんの形態:おもゆ/ペースト/おかゆ/軟飯
おかず刻みの食形態:1口大 2センチ/粗みじん切り 1センチ/きざみ みじん切り/ペースト
など公式HPに詳細が記載されているため確認し問い合わせるとスムーズに予約できると思います。
浴室
浴室備付の宿泊室は洋室タイプのみですが、
大浴室と家族浴室を利用することができます。
私は和室タイプの宿泊室に宿泊したため、大浴室を利用しました。
大浴室(男子大浴室・女子大浴室)
広々とした浴室に入浴リフトが付いており、
リンスインシャンプー、ボディーソープの備付がありました。
脱衣所には、体重計、ドライヤー、使用済みオムツ入れなどがありました。
家族浴室
家族浴室は2部屋あり、うち1部屋は入浴リフト付。
宿泊利用者は無料で利用できますが、時間ごとの貸切のため事前予約が必要です。
セルフコインランドリー(無料)
洗濯機2台設置有。
宿泊利用者は無料で利用でき、フロントで洗剤の販売もあるため連泊や急な洗濯物が出た場合に便利です。
大広間・研修室
大型プロジェクター、カラオケ、音響装置、磁気ループ装置などの備え付けがあり。
部屋や時間帯などによって使用料が異なるため公式HPをご確認ください。
自動販売機
2階に飲料・菓子・パン、3階に飲料の自動販売機があります。
補足ですが、施設外徒歩5分程度の場所にコンビニ(ファミリーマート)がありましたのでご参考までに。
その他
車椅子、ノートパソコン、LANケーブル、Wi-Fi、ドライヤー、アイロン、延長コード等の無料貸出があり、
歯ブラシ、髭剃り、ヘアブラシ、洗濯用洗剤、生理用品等の有料販売もあります。
備付や無料貸出・有料購入できるものなどの詳細も公式HPに記載されているため事前確認をオススメします。
この項目最後にはなりますが、
ホテルのスタッフの方(シャトルバスの運転手、フロントスタッフ、清掃スタッフ)の皆さんが
すごく親切に声掛けや説明をしたくださり、あたたかい雰囲気がすごく好印象のホテルでした。
障害者手帳を使ってお得にホテルアミティ舞洲に宿泊しよう!
ホテルアミティ舞洲では、
障害者手帳を利用することで障害者料金での宿泊利用ができます。
ホテル内には様々な設備やサポート体制が充実しており快適に過ごすことができます。
また、ホテル周辺では
・「ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)」(大阪府大阪市此花区) スタジオパス(入場券)の障害者割引
・「伊丹空港」(大阪府豊中市) 空港リムジンバス乗車券の障害者割引
などがあり、それぞれ体験記事をアップしていますので是非ご参照ください!
![](https://bonchalle.com/wp-content/uploads/2023/07/symbol.jpg)
![](https://bonchalle.com/wp-content/uploads/2023/11/Itami-Airport-1.jpg)
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