2023年12月の平日に、
長崎県西海市にある動植物園、
長崎バイオパークへ夫婦2人で行ってきました。
この記事では、障害者手帳を利用したお得なチケット購入方法、
受けることができるサービスやサポート内容について
障害者手帳を持つ私自身が、実際に長崎バイオパークへ行き確認した内容をレポートします!
長崎バイオパークについて
長崎バイオパーク(BIO PARK)は、長崎県西海市にある動植物園(動物園・植物園)です。
(飼育動物は約200種類の約2,000点、栽培植物約1,000種類の約30,000点)
動物たちが、自然に近い状態で飼育・展示されており
様々な生き物たちとのふれあいやエサやり体験ができます。
季節などによって、カバのスイカまるごとタイムや、
カピバラの露天風呂などのイベントが開催されており
その様子を発信した公式YouTube動画も大変人気があります。
長崎バイオパークのアクセスについて
長崎バイオパークまでのアクセス方法について、
車、路線バス、無料シャトルバスで行くことができます。
私は今回、車で行きました。
車(駐車場)について
乗用車800台の無料駐車場あり。
入場券発券所の目の前が駐車場になっていました。
身障者用駐車場について
入場券発券所の目の前の駐車スペースには「歩行困難な方の枠です」と記載されたコーンが並んでおり、
歩行困難な方が発券所に近い駐車スペースを利用することができるように配慮がありました。
バスについて
路線バスと無料シャトルバスがあり、
発券所を正面に向いて右手側に2つのバス停があります。
路線バスについて
長崎バス「時津北部ターミナル・琴海・大串線」は、
長崎バイオパークを経由する便と経由しない便があり
経由しない便を利用した場合は「二股」バス停で下車後徒歩約10分です。
無料シャトルバスについて(バイオパークシャトルバス)
長崎県佐世保市にある「ハウステンボス」
ホテルローレライ(ハウステンボス駅前)、経由:ハウステンボス入国棟前(HTB)
から無料シャトルバスが1日3往復運行(片道45分)しています。
無料シャトルバスは予約が必要なため詳細は長崎バイオパークの公式HPをご確認ください。
長崎バイオパークの障害割引料金について
バイオパーク(動植物園)の入場チケットは、
「バイオパーク入園料」「バイオパーク+PAWセット入園料」の2種類があります。
PAW(ペットアニマルワールド)とは、
犬・猫や小動物たち(モルモット、ウサギ、チンチラなど)とふれあえる全天候型ふれあい施設で
バイオパーク(動植物園)入口のすぐ傍にある別の建物になります。
「バイオパーク+PAWセット入園料」の共通入園券を購入すると1時間分のPAW入館料が含まれ
別々にチケットを購入するよりもお得に購入することができます。
※バイオパークを利用しない場合、PAW入館料のみでの利用も可能です。
PAWの体験談は番外編にて記載します!
割引料金適用の手帳の種類
- 身体障害者手帳
→1種:本人及び介助者1名が半額、2種:本人のみ半額 - 療育手帳
→1種:本人及び介助者1名が半額、2種:本人のみ半額 - 精神障害者保健福祉手帳
→1級:本人及び介助者1名が半額、2級3級:本人のみ半額
入園の際、窓口に手帳またはミライロIDの提示が必要なためお忘れなく!
チケットの種類と料金について
バイオパーク入園料(単独入園券)
一般料金 | 障害者割引料金 | |
---|---|---|
大人 | 1,900円 | 950円 |
中高生 | 1,300円 | 650円 |
3歳~小学生 | 900円 | 450円 |
※2023年12月時点の料金です。
バイオパーク+PAWセット入園料(共通入園券)
バイオパークの入園料と1時間分のPAW入館料がセットになったチケット
一般料金 | 障害者割引料金 | |
---|---|---|
大人 | 2,300円 | 1,150円 |
中高生 | 1,700円 | 850円 |
3歳~小学生 | 1,300円 | 650円 |
※2023年12月時点の料金です。
PAW入館料
PAWのみを利用する場合、PAW入館料1人600円/1時間(3歳から有料)
※PAW入館料のみでの障害者割引はありません。
長崎バイオパークの障害者割引料金チケット購入方法について
バイオパークを利用するには入場券が必要です。
通常の入場券は、現地の発券所窓口、WEBなどでの購入ができますが
障害者割引料金での購入は現地の入場券販売窓口に
手帳またはミライロIDを提示し購入する必要があります。
私が、現地の入場券販売窓口にて障害者割引料金で入場チケットを購入した方法についてです。
入場チケットを購入する際、窓口スタッフの方に
「障害割引料金を利用したい+自分と介助者1名の計2名分購入したい」旨を
障害者手帳を提示し申告し共通入園券(バイオパーク+PAWセット入園料)を購入しました。
これだけで、スムーズに障害割引料金で購入することができました!
私の場合、共通入園券(バイオパーク+PAWセット入園料)一般料金(大人)2,300円×2名で4,600円のところを、
障害者手帳所持者本人+介助人の申告をしたことで障害割引料金(大人)1,150円×2名で2,300円で購入でき、
障害者手帳を提示せずに購入した場合と比較し、計2,300円分お得に購入することができました。
長崎バイオパーク内での障害への配慮やサポート体制について
バイオパークでの、障害者への様々な配慮やサポート体制についてご紹介します。
スロープについて
園内1周約2㎞、最大高低差約60mの順路には、
階段があるところにはスロープ等が併設されていました。
ただし、自然の山を利用したつくりになっており、傾斜が急な場所もあるため
個人的に、車椅子利用者の方は介助者がいた方が安心ではないかと感じました。
レンタルサービスについて
入園口でベビーカーと電動アシスト式車椅子のレンタルがあります。
ベビーカー
1台300円/入園口で貸出(全20台)
電動アシスト式車椅子
2時間まで500円(以降追加500円/時間)/入園口で貸出(全4台)
貸出時、保証金として2,000円預かりあり(車椅子返却時にレンタル料金の精算)
補助モーター式なので坂道の上り下りが楽になります。
自走式ではないため、介助者が必要です。
多目的トイレについて
園内3か所あり。
①入園口多目的トイレ、②アンデス広場多目的トイレ、③カフェキウイ多目的トイレ
それぞれ、オムツ替えシートの備付あり。
応急手当について
入園口や園内最寄りの店舗に申し付けると、
軽微な擦り傷や切り傷などのための消毒液や救急絆創膏を用意されています。
※AED(自動体外式除細動器)は入園ゲートとレストランケーナに設置あり。
その他
他にも、授乳室やオムツ替えスペース、休憩所、
順路のいたるところに休憩ができるベンチなどがあります。
番外編
バイオパークを満喫した中で
特に印象に残った内容の一部をご紹介します。
バイオパークの動物たち
発券所前の、ラマとベニコンゴウインコ。
園内に入る前から動物園のわくわく感を感じることができます。
園内には多くの動物たちが放し飼いされています。
画像はアンデス広場周辺で発見した動物たちです。
園内では、動物たちが自然に近い状態で飼育・展示されており
開放的な空間で生き生きと生活している姿を目の前でみることができます。
また、多くの種類の動物たちに餌やりができるため
みるだけでなく、より身近に動物たちを感じることができます。
スナネコ
バイオパークは、日本国内でたった5園しかないスナネコが飼育されている希少な動物園です。
「砂漠の天使」とも呼ばれるスナネコを生でみることができます。
カピバラの天然露天風呂(かぴの湯)
11月26日~2月末まで毎日開催中。
温泉に入ったり、打たせ湯にあたるカピバラを見ることができます。
私は時間が合わず、かぴの湯には準備中の札があり
温泉を楽しむカピバラをみることはできませんでしたが
集団でくつろいでいる姿や、食事中の姿を見ることができました。
温泉にはいるカピバラの様子は、
長崎バイオパークの公式YouTubeでも人気があるため興味のある方は是非みてください。
カバの露天風呂
11月26日~2月末まで毎日開催中。
画像は、長崎バイオパークの人気者!
日本初人工哺育で育ったカバのモモちゃんです。
湯気がでている温泉のうたせ湯にあたりながら
とても気持ちよさそうにしている姿をみることができました。
長崎バイオパークの公式YouTubeの、
カバのスイカまるごとタイムの動画は1.6億回再生されている超人気動画です。
グルメ
長崎バイオパークには、下記のお店があります。
①麺と丼のお店「kitchen ニーナ」:100席、キッズコーナー併設
ポテトなどのサイドメニューも充実。佐世保老舗蜂の屋のカレーなどもあります。
②バーガーショップ「トトーラ」:60席、佐世保バーガーショップ
③レストラン「ケーナ」:230席、カフェテリア形式のレストラン。季節やイベントの応じたメニューあり。
④カフェ「キウイ」:ピザ、スナック、ソフトクリーム、ドリンクなどあり。
⑤売店「メルカドプリメラ」:バイオパーク改札前にある総合売店。
ぬいぐるみ等のお土産はもちろん、お菓子や長崎県特産品などあり。
今回私は、レストラン「ケーナ」で「トルコランチ(1,350円)」を食べました。
カレー味のピラフ、エビフライ、カレーのかかったカツ、ナポリタン、サラダが
ワンプレートになっており一皿でいろんな味を楽しめる一品でした。
レストランには授乳室や遊具が併設してあり、
子連れの方も利用しやすいのではないかと思いました。
また、すぐ近くには多目的トイレもありました。
フォトスポット
順路には、複数のフォトスポットがありました。
仲間同士・家族でなど素敵な思い出を残すことができます。
PAW(ペットアニマルワールド)
PAWは、犬・猫・小動物たちとのふれあいを堪能できる施設です。
身近な動物から、珍しい動物までふれあいや餌やりをすることができます。
※来園時、鳥インフルエンザ対策のため鳥への餌やり・ふれあいは中止中でした。
料金の項目でも記載しましたが、PAW単体での利用もできます。
バイオパークを利用する場合はセット券の購入がお得です。
障害者手帳を使ってお得に安全に長崎バイオパークを楽しもう!
長崎バイオパークでは、障害者手帳を利用することで、
チケットの障害者割引や、障害者が安心して利用できる配慮やサポート体制があります。
バイオパークからの無料シャトルバスがあり長崎観光の際にオススメの、
ハウステンボス(Huis Ten Bosch)(長崎県佐世保市)を利用した体験記事を
過去にアップしていますので興味のある方は是非ご参照ください。
また、九州旅行での利用者も多い
福岡空港(福岡県福岡市博多区)についても体験記事を
過去にアップしていますので興味のある方は是非ご参照ください。
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